熱力学の教科書– 目次 –

熱力学は巨視的描像をもとに構築された最も強固な理論体系を持つ学問領域である. その頑強さは量子論や相対論による修正がなかったことからも伺うことができる. このサイトでは, 操作に着目して熱力学関数を定義してく新しいアプローチを踏襲する.

第一部「平衡熱力学」

More is different.

P.W. Anderson
§0. 熱力学の表現論
  • 平衡状態とは
  • 準静的な操作とは
  • 状態量と非状態量
  • 示量変数と示強変数
§1. 断熱操作
  • 断熱操作の定義
  • ミクロカノニカル分布
  • 内部エネルギーの定義
§2. 等温操作
  • 等温操作の定義
  • カノニカル分布
  • ヘルムホルツの自由エネルギーの定義
§3. 一般的な操作
  • カルノーサイクル
  • エントロピーの定義
§4. 等圧操作
  • 等圧操作の定義
  • ギブスの自由エネルギーの定義

第二部「非平衡熱力学」

§5. Jarzynski 等式
  • 非平衡状態とは
  • 非平衡系の熱力学第二法則
§6. ゆらぎの定理
§7. ブラウン運動